猫と動物病院の先生
お正月休みも終わりのんびりとした生活がもどってきました。
まだブログにのせたことのない、海老家に来て1年以内のみかちゃんの写真がでてきたので、今日は海老母の猫と動物病院の経緯を書きつつ、間にみかちゃんの写真をはさんでいきたいと思います。
海老母の猫とのくらしのはじまりは、まだ地元に住んでいたころ、ドブの中でニャーニャーないているのをみかけて連れて帰ったのがきっかけです。
この時は猫を家に連れて帰るのもはじめて、猫を飼う準備もしてなくて、インターネットの環境もなかったので、拾った猫を自宅に連れて帰ってバスタオルを敷いたダンボールに入れた後、そのままホームセンターにいきホームセンターの人に色々きいて猫用品を購入。
ドブにおちていたせいか下痢がひどかったので、うまれてはじめて地元のN動物病院につれていきました。
まだ地元には動物病院は1件しかなく、地元の人はペットの病気や予防接種などはすべてここにつれてきているというくらい有名なところ。
海老母が拾った猫をつれていき、先生にみてもらうと、先生は猫にさわりもせずパッと見ただけで
下痢がひどいなら、全部だしきるまで何もあたえるな
といわれました。
今なら間違いなく憤慨するのですが、このころの海老母は、猫を飼ったこともなく、知識もなかったので、わかりましたといって帰宅。
そして水だけおいて様子をみていましたが、あきらかに衰弱していきました。
翌日に電話で猫が弱ってきたといったら、わるいものができれば大丈夫といわれたのですが、素人がみてもあまりにおかしい ので、隣の市にあるちょっと離れたS動物病院に電話したらすぐにつれてくるようにいわれました。
連れて行ってすぐに点滴。弱りすぎてるので明日もう一度つれてくるようにいわれ、翌日も点滴。少しずつですが元気になっていきました。
この後の検査で回虫がいることが判明、そして頭にできていたハゲはたむしがいると判明しました。
完治するのに半年かかりました。半年間週に何度も通ったので、カルテがものすごく分厚かったのを覚えています。
その半年でかかった費用は予防接種をのぞいて約4万円・・・。
まだこのころは、猫にラブラブじゃなかったので、もう絶対猫を拾うのはやめようと思いました。
でも、数年後ドブで鳴いてた全盲の猫を保護することに。
数年後には猫の魅力にすっかりとりつかれていましたので迷わず保護。
全盲の先代猫は保護したときから鼻をグズグズしていましたが、とても元気でした。
でも夜に高熱をだしてぐったりしてしまい、S動物病院に電話したのですが夜中なのででない。田舎なので夜間診療などなく、病院があく時間までみまもってあげることしかできませんでした。
朝の9時に診療がはじまるので朝一でいこうと思っていたら、朝の7時すぎに息をひきとりました。
全盲でも広くうごきまわれるよう、部屋から危険ものは排除して、成猫になっても安心して生活できるようにととのえたばかりでした。
うちの子になってたった3カ月でした。
今ではわかりませんが、当時の地元には 猫は川にながすかドブにすてる というイヤな風習がありました。
まだダンボールにいれておいといてくれれば、弱った子ばかり保護することにならなかったのに。 おねがいですから
猫をドブや川に捨てないで!!
話はもどりますが、体調もよくなっていった先代猫なのですが、わずか1才で腎臓がわるいと診断されました。
今でも忘れないのが この年齢でここまで数値がわるいと7才くらいまでしか生きられない。覚悟するように といわれたこと。
ショックで大泣きしました。
腎臓が悪いとわかってから数年後には結婚と引っ越し。引っ越しの場所はいつ何があっても対応できるようにと救急で24時間やっているH動物病院の目と鼻の先に引っ越ししました。
でも、救急で夜中も診察してもらえるのはいいのですが、普段は診察してくれる先生はころころ変わり1から病気を説明しなくていけないのと、先代猫の名前はちょっとかわっていたのでなかなか覚えてもらえなかったり、まちがえてよばれたりと、ここに通いたいという気持ちがなくなり、隣町のA動物病院に4年ほどかよいました。
A動物病院に通っていたときは、血液検査の数値は悪いままでしたが、このころから手作りごはんにしたのがよかったのか、とくにひどい症状もでていないため年に1回しかいかなかったのですがいい先生でした。
そんな中、妊娠が判明。 今住んでいるところでは出産したあとに育てるスペースがないくらいの広さなのでまた引っ越しを考えることに。
次の引っ越し先をさがす基準は前回とはかわり、救急にも対応できる距離で、普段は夜間診療していなくてもいいので腕のいい先生にみてもらいたい。
と思っていました。
そんな時、今のK動物病院の先生の話を友人や知人からきいていて興味をもちました。
なんでもK動物病院というところは
完全予約だから他のペットと会うことがほとんどない。
雨がふると奥さんが送迎してくれる。
ペットには優しいが飼い主にはとにかく厳しい。
なかなか他の人になつかないうちの犬が先生にはなつく。
薬がきれそうになるとポストにいれにきてくれて、料金はいつでもいいといってもらえる。
など、なんだかかわった動物病院だなと思いました。
飼い主には厳しいというので、ちょっとこわかったのですが、でもペットを大切にしてくれるのが話からもつたわってきたので、K動物病院の近くに引っ越しすることになりました。
長くなってしまったので続きは後日に書きます。
K先生は尊敬できる獣医さんでした
ここからは最近のお気に入り写真。みかちゃんピーンをはさんでいきます
K動物病院にはじめて先代猫をつれていった時に、いわれたことはこの猫の年表をだしてほしいといわれました。
何年から飼いはじめて
何年になんと診断されて
何の検査をして いまここにいるか
10年前の事なので、言葉をそのまま覚えてはいませんが、そのようにきかれたと思います。
引っ越しして、荷物の片づけもまだ終わってない状態で連れて行ったので、検査結果はどこにあるかわからないといったら
といわれて終了。
この時、海老母に妊娠7カ月ぐらい。K先生は口調もきつく、こわい先生ですっかり苦手に・・・。
その後、引っ越しの荷物も片付き、古い写真の日付や、前の動物病院の検査結果など、全部はありませんでしたがある程度のこっていたのでそれをもとに年表が完成。
K動物病院に電話をして、
このままうかがった海老家ですけど年表ができたので、いつもっていけばいいでしょうか
と、きくと
といわれて、電話をきられました
ひいいいい。ぶちっと電話きられたよおおおお と、びびりました。
でもビックリしたのは海老家といっただけで 普段なかなか覚えてもらえない先代猫の名前をよばれたこと
動物への記憶力はすごいという評判は本当でした。
年表をもっていくと、おおざっぱすぎると叱られ、これ以上はわからないというとしぶしぶ納得。これからこの先生とやっていけるんだろうか?と本当に不安でした。
でも、何度も通っていると、K先生はとてもペットにはいい先生だということがわかりました。
前もってきいていたとおり、とにかくペットにやさしいのです。
その優しさを半分飼い主にもお願いしたい と何度おもったか・・・
先代猫の場合だと、半年に一度、血液検査をしたのですが、検査は血液をとったらすぐに帰宅させられました。そして後日に支払いと説明。
ペットにストレスをかけないを第一に考えているので、飼い主は猫なしで何度も病院にいっています(現在もそうです)。
K動物病院は完全予約なのですが、予約してあっても、たまに電話がかかってきて、
といわれることも。
緊急の場合などで雨降りの時は、奥さんが送り迎えしてくれます。
先代猫の年齢も高くなり、17才の予防接種の後、具合がわるくなったとき、
といってくれました。これはずっと守ってくれて、実家に帰るたびにお願いしてあずかってもらいました。
息子も幼いころから、K先生によそで猫をさわるなよと何度も何度もしつこーくいわれていたので、約束をまもっていました。
それは先代猫が亡くなった後もかわらなくて、みかちゃんがまだ野良猫だったとき、絶対さわろうとしませんでした。
先代猫が20才をすぎて弱ってくると、どこまで延命するかよく話し合えといわれ、いつもはワンマンなK先生も延命にかんしては家族の判断で決めたことに何もいわず、そのとおりにしてくれました。
このころには、週何度も通うようになり、すっかりK先生もなれた海老母。
10月に先代猫が亡くなってからは、K動物病院にいくこともなくなったのですが、ご近所なのでスーパーなどでK先生にお会いすることも。
そんなときは、いわれるのが
と、3回くらいいわれました。なにがダメなのかよくわからないけど、1年は新しく猫を家族にするつもりはなかったので、なにをいってるのかしら・・・とききながしていました。
でも夏になり、みかちゃんがうちの子になることに。さすが先生・・・おみとおしでした・・・。
みかちゃんはK先生の近くをうろついていた野良猫だったのですが、K先生をとおして引き取るときに 何件か、猫かわないかと電話してみたがダメだった というはなしをききました。
K先生に、うちのは連絡きてませんよーと愚痴ると
と、久しぶりにK先生にどなられました。それをきいて、ああ これから猫がいるくらしがはじまるんだな と、どなられてるのにニヤニヤ。
変な人になりつつある海老母です・・・。
1月19日は、みかちゃんの予防接種があるので、久しぶりにK先生に どなられにいってきます!